SAMURAI CEO 100
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【日本をリードする経営者・川畑勇人の挑戦】世界に名だたる企業を目指し、日本を強くしたい

Byside株式会社様_ (32)

Byside株式会社 代表取締役
川畑 勇人

早稲田大学第一文学部を卒業した2008年、株式会社キーエンスに入社。国内トップクラスの成績を残し、同期内最速で責任者に昇格する内示を受ける。2014年に株式会社日本M&Aセンターに転職し、主に買い手(譲受)企業を担当。入社2年半で全社MVPを獲得するなどし、2019年に当時最速で部長職に昇格して東日本の事業を統括した。株式会社日本PMIコンサルティング取締役を経て、2022年7月にByside株式会社を設立し、代表取締役社長に就任。

買い手対応に特化、業界唯一のビジネスモデルを構築

弊社は新しいM&Aソリューションを提供するコンサルティングカンパニーです。中小企業のM&Aは、仲介方式という形で成約させるのが一般的で、仲介会社が売り手と買い手を見つけてきて、双方から手数料をもらうというビジネスモデルになっています。もちろん、この方式が悪いわけではなく、中小企業のM&Aにフィットした形であることは間違いありません。一方で、従来の仲介方式のビジネスモデルは1社の中だけで完結してしまうため、業界内の横の連携が少ないという課題感を私は感じていました。そこで、従来の仲介方式ではなく、売り手、買い手それぞれにアドバイザーをつけるFA(ファイナンシャルアドバイザリー)事業を普及させていくことで業界内の情報の流動化を促し、経営資源の最適化と黒字廃業の抑止に役立つM&Aが、もっと多く成立していく世の中をつくりたいと考えて起業しました。

現在の中心業務もFA事業で、M&A業界内唯一のモデルになりますが「買い手探索特化型の買いFA専門事業者」という形をとっています。売り手の案件を探すのは他のM&A事業者様で、私たちは直接売主様を探しにいくことはありません。一方、中小企業のM&Aで一番面倒なのは売り手を見つけた後の「買い手探し」というプロセスです。年間売上高が数億円、譲渡金額が1〜2億円という会社のM&Aを決めようとすると、100社、200社の買い手のリストをピックアップし、それらのすべてに提案していかなければなりません。当然、そのための作業量は膨大です。もちろん、売り手にもしっかり対応しなければならないため、案件をいくつも持っていると買い手への提案までなかなか手が回らないという仲介会社は少なくありません。買い手探しに手が回らない場合、これまではどこにも相談できる先がありませんでした。しかし、弊社は買い手探索特化型の買いFAという業界初のサービスを展開することでその課題を解決するソリューションを提供しています。

私が以前在籍していた企業はM&A仲介業界最大手で、どんな案件でも買い手を見つけてくる会社として業界内では知られているのですが、その会社で買い手探し部門の東日本の事業を統括していた私より、買い手探索のみを追求してきた人間は存在しません。買い手のソーシング力、マッチング力を強みとする会社は弊社しかないということもあり、上場会社を含めて200社に迫るM&A事業者と提携し、現在500件余りの豊富な案件も保有しています。

M&A業界では、何かしらのアドバイザリー業務の経験があっても、M&Aの事業を立ち上げようとする人は、まずは売り案件を探しにいこうと考えます。売り案件を見つけたら、それを買ってもらいさえすれば成功報酬を受領でき、且つ、売り手も買い手も自分で探してマッチングさせた方が利益も大きい。そのため、買い手探しだけで事業を回そうというビジネスモデルはまず出てきません。世の中には3000社を超えるM&A会社がありますが、弊社以外は「まずは売り案件を探す」というビジネスモデルなのです。

私自身は売り案件を直接探したことがあまりないので、売り手を探す分野で勝負する必要はないとも考えました。もっとも、買い手探索特化型のニーズがない可能性もありましたが、幸いにして、私のビジネスモデルに共感いただく事業者様も多く、話を持ち掛ければほぼ全ての事業者様と提携できている状況です。それくらい、どのM&A事業者も買い手探しの部分に課題を抱えているというのが実態なので、弊社の事業が成り立っています。

買い手のデータを世界一多く持っている会社になる

学生時代から「いつか起業したい」とは考えていましたが、ぼんやりとしたイメージでしかありませんでした。「起業をするなら営業力は必要だろう」とは思っていたものの、どうしたら営業力がつくかは分かりませんでした。そこで、営業力が一番強そうな会社に入ろうとキーエンスを選びました。

その後、さまざまな業種・業界の経営者と接点を持てる環境を起業に活かせると考え、前職のM&A仲介の最大手へ転職しました。そこで長く働くうちに感じたのは、中小企業がM&Aを望んだときに、1社だけで情報をクローズドする仲介方式しか選べない状況に対する疑問でした。家族や従業員が後を継がない場合、中小企業が会社を売るときの選択肢は仲介に依頼するしかなかったのです。

仲介会社は3000社もあるのに、依頼先の選定を間違えたら不幸になってしまいます。当然、誰もが絶対に間違えないということなどあり得ません。そうこうしているうちに日本は大倒産時代の到来が危惧されていて、そうなれば失業率も跳ね上がります。そういった背景から、M&Aをどんどん成約していける世の中にして、日本の国力を上げないと大変なことになると感じたのです。

弊社が買い手のデータを世界一多く持っている会社になることができれば、今後は海外案件の情報も集約し、結果的に日本企業が世界中の会社を買いやすくなる状況をつくることができるはずです。買い手専門、というM&Aアドバイザリー企業が当社しかいない以上、強い日本をつくるためのプラットフォームを担えるのは、私たち以外にいないと思っています。

社員と共に成長し、早期の上場を目指す

現在、案件の保有数は国内でもトップクラスです。売上も大きく拡大していけると見込んでおり、できるだけ早期のIPO(株式公開)を目指しています。M&Aは人手が必要な事業で、案件ごとにコンサルタントが付き切りになって進めていくというのが基本的なフローです。案件をマッチングさせていくコンサルタントと案件を仕入れる担当者の二軸の質を落とさず、どれだけ拡充できるかが、今後の事業展開を占う1つのポイントになってくると思います。

また、DX化は進めていますが、今よりも更に効率化・高度化されたマッチングシステムの確立も、適宜進めていく必要があると考えています。その上で、弊社がさまざまな会社から頼られるようになるためには、どれだけ多くの同業他社に提携していただいているかという指標が非常に重要です。

買いFA専門の弊社では、「会社を手放すべきかどうか」という、M&Aにおいて一番時間がかかる売り手の決断を待つ必要がありません。その前提をクリアした案件ばかりを手掛けることができるのです。必然的に、社員は最短期間で数多くの成約経験を積むことが可能なため、最速で成長できます。会社としても上場を目指して社員と共に成長したいという思いがあり、全社員にストックオプション(自社株を購入できる権利)を付与しています。入社後は「自分がこの会社を成長させる」というベンチャーならではの醍醐味を得られるはずです。

「日本を変え、世界へ」壮大なビジョンの実現に邁進

Byside株式会社様_ (5)

弊社が社員に求めている人物像のキーワードは「人間味」「機微」「自責」の3つです。ファイナンシャルアドバイザーは中小企業の社長に比べると圧倒的に若いことがほとんど。まずはいろいろな経営者にかわいがられ、懐に入れる人間味が必要です。

また、M&Aはいろいろな人の心の揺れ動きを捉えないと成約が難しい面があります。自分としては成約まで一気に進めていきたいと思っても、経営者の表情などを見て「今はこうした方がいい」といったことを敏感に察知できる能力が必要です。

さらに、M&Aのプロセスではさまざまなトラブルが起こり得ますが、自分に全く責任がないという事象は1つもありません。仮に経営者が無理を言って案件が壊れてしまったとしても、「あのときにこういう注意を促しておけば良かった」など1つでも自分の責任として捉えられるマインドがなければ成長は不可能です。こうした「人間味」「機微」「自責」の資質を持ち合わせた人物は、入社後に驚くほどの速さで成長していきます。

M&Aは「ビジネスの総合格闘技」とよく言われます。まずは、どんな会社にどんなアポイントメントを取るかという営業的な突破力が必要なのです。アポイントメントが取れても、売る商材が固まっているということはありません。会社というものは、1つ1つが全て異なります。その上で、会社の共通言語である法務、労務、財務、税務の知識や事業の流れを読む力を持っていないと経営者とは対等に話ができません。「人間味」「機微」「自責」と合わせ、まさに人間力のすべてを駆使するのがM&Aビジネスなのです。

そして、弊社にマッチするのは成長意欲が高い人であるということは大前提として、何かを成し遂げる覚悟のある人にだけ来てほしいです。本気で仕事に向き合う覚悟がない人は、そもそもM&A業界に向いていませんから。

私はよく、「Bysideはレアル・マドリードだ」と言っています。世界最高峰のプロサッカークラブであるレアル・マドリードには、入りたいからといって入れるものではありません。仮に入れたとしても、レベルが足りなければそれまで。試合に出られなくても、チームのせいではありません。求められるものは常に高くあるべきで、それについていけなければもう少し下位の別のカテゴリーに身を置くのみです。

われわれは業界を変え、上場して日本を強くしようと本気で言っている会社なので、それだけのやる気や覚悟は絶対に必要です。一方で、前もっての知識は簿記などの基礎的な部分を除き、他はさして必要ありません。当然、基礎的な部分については入社前にある程度の勉強をしてから入ってきてもらう必要はありますが、人生を変える覚悟、コミットする意識を持って入社すればその後の実務経験を経るにつれ、M&Aに必要な知識は必ず身についていきます。

弊社が会社のパンフレットなどで謳っている言葉は「M&A業界を再定義する」です。買い手探索特化型の買いFA専門事業者というM&Aビジネスは、これまで誰も挑戦したことがない新しいモデルです。たった1人で大海原を泳いでいるようなものですが、様々な事業者様の声を聞くにつれ、この事業の持つ潜在的な需要の大きさに私自身が毎日驚かされています。「業界の先駆者になる」「日本を変える企業をつくる」「世界に名だたる企業になる」という壮大なビジョンに共感できるという人は、ぜひ門を叩いてもらえたらうれしいですね。

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