SAMURAI CEO 100
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【日本をリードする経営者・下山慶一郎の挑戦】若者が輝ける明るい社会づくり

キャリアスタート株式会社 代表取締役社長
下山 慶一郎

キャリアスタート株式会社 代表取締役社長。 2001年に中央大学法学部を卒業後、リクルートグループに入社。 入社初年度から全国で10位以内の成績を収め、10年以上に渡り採用アウトソーシング・求人媒体・人材紹介を手掛ける。その後、起業のため退職。 リーマンショックの後になかなか就職ができない若手の人や、会社の景気が悪くて転職に苦労している人を見てきたことから、 そうした若者をサポートしたいという想いで、2012年にキャリアスタート株式会社を設立。

リーマンショックの困難、そして自問から生まれた起業意欲

キャリアスタート_写真②

キャリアスタートは、2012年に創業しました。私は2001年に新卒でリクルートグループに入社し、派遣事業や求人広告に携わった後、別の人材紹介企業に転職しました。人材派遣や求人広告、正社員の人材紹介、採用コンサルティング・採用アウトソーシングなど、人材関連の業務は一通り経験しました。

転機となったのは2009年、32歳の時です。リーマンショックによる景気後退の波が世界中に押し寄せました。社会に出てからずっと、ITバブルなど好景気に沸く中で仕事をしてきましたが、初めて味わう困難でした。営業に出てもまったく仕事が取れない、転職相談をされてもまるで力になれない状況です。テレビをつければ「派遣切り」「派遣村」の話題が尽きませんでした。リクルート時代に人材派遣業に携わった者として、胸が痛むとともに大きな無力感がありました。

「若い人材が見捨てられてしまう社会。その未来は明るいのだろうか」といった自問が、キャリアスタートを立ち上げるきっかけです。「求職者支援の方法は色々あるが、自分はキャリア形成に至っていない若者に寄り添って応援しよう」と考えて、独立を決めました。

20代キャリア支援領域でNo.1を目指して

Business woman doing desk work with a smile

キャリア形成へのスタートを十分に切れていない人が、弊社の支援対象です。例えば、将来のビジョンが明確になっていない就活生や、非正規で働く若者、早期退職をしてしまった若手社員などです。そうした若者が長期的な視野を持ってキャリアを形成し、安定した人生を送れるようにサポートを行っています。弊社が大切にしているアイデンティティは「日本最高の若手キャリア支援会社であること」です。「売上」を今すぐ最高にすることは難しいですが「最高のサービス」なら今日から提供できます。「一件一件、最高品質の面談を目指そう」という想いを込めています。

就職・転職は、セオリーを押さえることが大切です。例えば「スポーツが好きだからスポーツ関連の仕事をしたい」という動機だけでは、なかなか上手くいきません。なぜなら、それは自分の希望を満たすための自分中心の考え方になっているからです。本来仕事は「お客様のため、人のため」にするもの。先ほどの例で言えば、スポーツ関連の仕事を通して「お客様やスポーツ業界にどのように役立ちたいのか。その中で自分自身は、どうありたいのか」ということを考えていく必要があります。

また「社会のニーズに合っているか」という点も非常に大切です。基本的には成長している業界や、市場規模の大きい業界に就職することをおすすめしています。成長業界であれば、今後もニーズが拡大していく分、チャンスも多く、成長機会やポストに恵まれる可能性も高いです。キャリアスタートではそういったセオリーを押さえた上で、一人一人の希望やこれまでの経験、将来像を考え、その人に寄り添ったアドバイスをしています。最高品質の面談を積み重ねてきた結果、採用した企業から「やる気のある人が採用できた」「定着率が高い」といったフィードバックが毎日のように届いています。ここ2〜3年は、前年比140〜150%の成長を続け、2021年度の年間新規登録求職者数は2万5千人に届く勢いです。急成長の当社は現在、若手領域でNo.1になることを目標に掲げています。

人材業界の社会的役割を全うする

キャリアスタート_写真④

この時代における人材業界の役割は、2つあります。1つ目は、人が生き生きと働くことを支援すること。若い人たちに活躍のチャンスを提供することは、世の中が発展する上で欠かせません。「若者にイスがない」、つまり良い働き口がないという状況は、絶対に避けなければなりません。また、のびしろがある人を本気で応援したいと思っています。私たちの就職・転職支援によって若い人たちが生き生きと働き、それで世の中がもっと活気付けば、これ以上嬉しいことはないです。

2つ目の役割は、人材流動の調整弁としての機能を果たすことです。産業構造の変化や少子高齢化など、社会はめまぐるしく動いています。その中で「自社に合った優秀な社員を確保したい」という人材業界へのニーズが、ますます高まっているのです。若い人たちが、今、そしてこれからの社会に必要な産業に就くことが、明るい社会を形成していくのだと思います。そうした産業のやりがいや魅力を伝えることも、我々の使命です。

求職者・クライアント企業・社員の「トリプルウィン」を目指す

キャリアスタート_写真⑤

「一人一人が良いキャリア、良い人生を叶えてほしい」という考えのもと、我々は既存の人材紹介サービスという枠にとらわれない価値提供をしていきます。入社後にスキルアップをするための研修サービスやキャリア形成支援など、転職者に対して何かしらの「伴走」ができないか、日々奮闘中です。すべては若手人材のキャリアに、もっと寄り添ったキャリアコンサルティングを提供するために。その結果として会社が成長し、新卒や第二新卒の領域でトップクラスの人材紹介会社を目指します。

また、人材業界にとってより影響力のある会社を目指し「トリプルウィン」を実現させます。トリプルウィンの「トリプル」は、求職者とクライアント企業と当社社員の三者を指します。求職者とクライアント企業だけでなく、キャリアスタートの社員も生産性の高い仕事をして目標を達成し、良い人生を送るのが理想です。結果を出すことで、生活が豊かになる。偉大な経営者の言葉を借りるなら「物心両面」の幸福を追求していきたいです。そのために弊社社員にはどんな時でもブレずに「求職者ファースト」を貫いてほしいと思っています。その上で、自己実現に向けた挑戦を続けてほしいです。

弊社は若手人材にしっかり向き合い、彼らの挑戦へのモチベーションが向上するような働きかけやサポートを高品質で提供します。それと同時に、社員には自身のキャリア形成に繋がる挑戦をしてほしいです。弊社はこれから事業拡大につき、挑戦できるポジションや仕事はどんどん増えていきます。新規事業の立ち上げに挑戦するもよし、最高業績を狙うもよしです。年収1,000万円も、難しいことではありません。実際弊社では、リーダーやマネジメントのポジションに、入社1〜2年の社員が就いています。若い社員が経営戦略や事業戦略といった、まだ設置されていないポジションを目指すことも可能です。そうした野心を持って邁進する社員も、ワークライフバランスを大切にする社員も、それぞれの良さを生かして働けます。

実際にキャリアスタートの社員定着率は極めて高く、定着率100%です。つまり、一人も退職していない年度もあります。退職者が出てしまった年でも、90%前後の定着率を実現しています。これは、価値ある理念や高いモチベーションなどの、多様性の実現が相まった結果です。若い世代の求職者支援・キャリア形成支援は意義のある仕事です。社員には「人のためになる事業に取り組んでいる」という価値提供の重要性を忘れないで欲しいと思います。そして目標を達成し続け、多様な自己実現をしてほしいです。そしてキャリアスタートは多様な自己実現ができる場です。

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