SAMURAI CEO 100
SAMURAI CEO 100

【日本をリードする経営者・九島遼大の挑戦】最強のチームを組み、SNSによる課題解決を目指して

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株式会社メディアエイド 代表取締役CEO
九島 遼大

2000年、東京都生まれ。2023年11月時点、東京慈恵会医科大学に在学中。2020年にTikTokへ本格参入し、約1年間でおよそ30万人のフォロワーを集め、2023年11月時点、約45万人のフォロワーがいる。その後、発信者として活動しながらSNS運用代行業も開始し、株式会社メディアエイドを創業。「再現性が高いノウハウ」により、3年間でプロデュースしたアカウントは300を超える。SNS運用代行の業界では、トップのアカウント数。ショートムービーを用いたTikTok・Instagram運用や、他媒体運用を得意としている。3期目ながら会社は急成長し、2023年11月1日に恵比寿ガーデンプレイスタワー16Fに移転。また、メディアの出演も積極的に行っており、TBS「サンデージャポン」、テレビ東京「じっくり聞いたろう」、日本テレビ「それって実際どうなの課」、ABEMA TV「給与明細」などに出演。ラジオbayFM「バズTikナイト」にて、レギュラーコメンテーターを務める。

現役医大生のTikTokから始まった起業家人生

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メディアエイドは私のTikTokerとしての活動をきっかけに、2021年4月に創業した会社です。自身のインフルエンサー活動を通して得た知見を活かし、企業や個人事業主のSNS運用代行を行っています。3名からスタートした弊社は、創業から2年で70名規模の会社に成長しました。これまでに累計300社以上のSNSをサポートしています。

私は医者家系に生まれ、祖父と祖母、両親も医師をしているため、自分も医師になるのが当たり前だと思っていました。しかし人生の転機が訪れたのは、2020年5月頃のこと。私が中学生の時にYouTubeの人気が爆発し、いわゆる「YouTubeドリーム」を掴んだ人達が大勢いました。私達は、YouTubeのサービスがすさまじい勢いで伸びていく様子を間近で見ていた世代です。ただ、当時の私は見ていることしかできませんでした。

何もできないまま時間が過ぎて、私は医大に進学。大学2年生の時にコロナ禍に見舞われ、部活も授業も停止する形となりました。やることもなく日々を過ごしていた際に、幼馴染がTikTokerとしてバズり出したのです。そこで彼女に「TikTokをやってみなよ」と誘われました。私は「YouTubeドリームのようなことが起こせるかもしれない」と思い、TikTokへの投稿を始めたのです。投稿を開始した当初は、多くのユーザーと同じように音楽に合わせてダンスをするような動画をアップロードしていたのですが、次第に「医大生が教える〇〇」といったノウハウ系の内容に切り替えました。そして現在は、医学生ネタやビジネスエンタメ系の動画をメインに投稿しています。

動画の発信内容を切り替えた理由は、私の投稿が全くバズらなかったからです。幼馴染は簡単にバズっていて、幼馴染に負けた体験が非常に悔しく「改善できる部分がある、絶対に抜いてやる、攻略してやる」と思いました。その気持ちをバネにして「TikTokを攻略する!」と決意。医学部に通っていたこともあり、ロジカルに解析することは得意です。そこで、コツコツと研究を続け、半年ほどした時に、バズらせるための方法がわかってきたのです。解析結果をもとに動画の内容や文字の選定など、細かい部分の調整を続けました。その結果、TikTokを始めてから6-7ヶ月後にバズるようになったのです。

SNSで成功するにはグロースハックの力も必要ですが、忍耐力も必要です。投稿を継続することこそ重要だと思います。私の根幹には、受験勉強で身につけた忍耐力があります。医大合格に向けた受験勉強をスタートしたのが、部活動を引退した高校3年生の5月頃でした。周囲と比べて、非常に遅いスタートであったうえ、当時は偏差値50以下で、医学部には到底届かない学力でした。しかしそこから猛勉強し、9ヶ月間で2,845時間も勉強に割いた経験があります。当時「スタディプラス」という勉強時間の記録アプリを活用していました。そこの勉強時間を競う週間ランキングで、1位を取り続けていたほどです。その甲斐あって、現役で東京慈恵会医科大学に進学することができました。

知り合いの医師の依頼をきっかけに、現在は150社以上のクライアントを持つまでに急成長

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私の投稿がバズるようになると、知り合いの医師から「僕のもバズらせてよ」と頼まれました。それがきっかけで、個人事業主としてのSNS運用代行が始まったのです。最初は法人化しようとは考えていませんでしたし、自分のノウハウがビジネスになるとも思っていませんでした。しかし、依頼して頂いた医師のアカウントをバズらせることができたことから、また別に紹介を頂いたのです。そうしているうちに、気付くとお客様数が増えており、収益が上がったタイミングで税理士に相談して法人化することにしました。

2023年11月時点で、150社以上のクライアントとお付き合いがあり、売上も順調に伸びています。それは、私たちの仕事を評価してもらえているからだと思いますし、似たような事業をしている会社と比べても、実績で負けていません。また「代表である私自身に発信力がある」ため、説得力があります。よって「業界内でも特殊なポジションを築けている」と自負しています。TikTokや各SNSでインフルエンサーとして活躍している10〜20代が多い一方で、SNS運用代行を事業として行っている会社には、30代以上の方が代表を務めているケースが多いのではないでしょうか。若い人には資金や人脈、経験が足りていないことが多いですし、それらがないとビジネスは成立しません。

SNSをビジネスインフラにする

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創業した当時、SNSで集客や採用をすること自体あまり浸透していませんでした。そこから今に至るまで、SNSの力を企業に提供することを通じて、それを利用した集客や採用という考え方そのものを作ってきたのです。

近年、インターフェースがパソコンからスマホに移り変わると共に、情報のインフラもWEBからSNSに変遷しています。それにより、SNSが消費者と事業者をつなぐようになったことで情報のやり取りが双方向になり、またAIアルゴリズムによって個人の嗜好にもとづく情報が提供されるようにもなりました。こうした変化に伴って、海外ではSNSのビジネスインフラ化がどんどん進んでいます。例えば、アメリカでは10人中3人がSNS経由で採用されていることや、中国ではSNSを通じて月間10万円購入しているというデータが出ているのです。しかし、日本ではまだそこまで成熟しきっていない。だから私たちが今チャレンジしているのは、このSNSのビジネスインフラ化です。

弊社では「動画とアルゴリズムでソーシャルメディアをビジネスインフラにする」をビジョンに掲げ、それを10年以内に成し遂げるつもりです。SNSがビジネスインフラになった暁には、ユーザー側がより質の高い意思決定をし、それに伴って事業者側も正当な情報を提供するという、お互いがwin-winの社会構造を作ることができると考えています。

そのためのステップとして、まずは採用や集客などの企業が抱える課題をSNSで解決するソリューション事業に力を入れています。SNS市場にはアカウント運営支援、インフルエンサーマーケティング、広告の3つの領域があり、どこからのアプローチがその会社に合った方法であるかを見つけ出して支援しています。そしてその次のステップとして、飲食店の予約や賃貸契約など、まだWEBの形態をとっている従来のメディアをSNS型にアップデートしていきたいと考えています。

このビジョンを達成するためには、会社というチームとして戦っていくことが必要だと考えています。そのため、この3期目からは会社の体制を一新し、会社の行動指針(バリュー)を定めたり、採用強化のためにオフィスを恵比寿ガーデンプレイスに移転したりもしています。これからは「チームで勝つにはどうするべきか」を考えて、戦っていきたいです。

価値ある20代をどこに捧げるか

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就活では何を軸に就職先を選ぶかが重要だと思います。私のおすすめは、組織に入る以上はチームで何かを成し遂げることになるので、そのチームがどれだけ高い目標を設定しているかで選ぶことです。体力も成長力もある20代の時間を何に捧げるかって、ものすごく重要だと思うんです。年齢を重ねる中で家庭を持ったり、体力が落ちたりすることを想定すれば、20代は稼働できる量が圧倒的に大きい。それを何に捧げるかはしっかり考えるべきです。

そんな貴重な時間を使うなら、より高い目標を成し遂げる方が良いと思います。そのために個人でできることは限られているけれど、チームでできることはすごく大きい。だから私たちはメディアエイドとして最強のチームを組んでいるのです。弊社には自分で起業してもうまくいくような優秀な人たちが集まっています。そんな人たちがなぜ貴重な時間をメディアエイドに捧げているのか。それはひとえに、メディアエイドが圧倒的に高い目標を持っているからなのです。

人の成長は目標設定でほとんど決まると思います。目標を決めたら、あとは自分に期待してそれを超えるくらいにただひたすらやるだけですから。だから、そのチームがどれだけ高い目標を設定しているかが最も重要だと思うのです。親からの目や給料など、いろいろと考える事柄があるかもしれませんが、自分の貴重な時間を使うことを前提に、大手、中小問わず会社の目標設定を見るべきだと思います。

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