SAMURAI CEO 100
SAMURAI CEO 100

【日本をリードする経営者・西澤亮一の挑戦】人と本気で向き合い、未来を切り拓く。

株式会社ネオキャリア 代表取締役社長
西澤 亮一

1978年北海道中標津町生まれ。2000年に株式会社ネオキャリアを創立し、2002年に代表取締役社長に就任。採用支援、介護、保育、HR Techなどの事業領域にて高い成長性を誇り、国内70拠点以上、海外5カ国9拠点にまで展開。PURPOSE「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」に基づき、社会のニーズやお客様の課題に真摯に寄り添いながら、全ての人が活き活きと働ける社会の創造を目指す。2022年7月には起業家機構であるEO Hokkaidoを立ち上げ、初代会長に就任。「起業家の力を結集し、北海道の産業と暮らしの質をGlobal No.1にする!」を掲げ、北海道経済の活性化に向けて活動の幅を広げる。

❝付加価値に徹底的にこだわる❞仲間と成し遂げた、倒産寸前からのV字回復

2000年、業界未経験者の仲間8名とともにネオキャリアを創立し、求人広告事業と中途採用支援事業を開始。営業と企画を担当する取締役として、一人で会社の半分の売り上げを上げていたが、僅か1年で経営面が立ち行かなくなり、倒産寸前の状態になる。そのようななか、「西澤さんがやるというなら、自分たちも頑張りたい」という仲間の声に押されて、No.2の立場から社長に就任。仲間との強い絆を持って事業を進めつつ、経費削減を徹底し、さらに目標達成のために「できる・できない」ではなく、「どうするか」の視点で議論を進めた。その結果、2003年9月には負債を解消するまでに「V字回復」を果たした。

その後、新卒採用支援事業や人材派遣事業など、人材を軸とした事業を次々と展開し、ネオキャリア独自の地盤を固める。さらに、2006年〜2008年にかけて、個人による資金を基に、ネオキャリアの過半数以上の株式を取得。経営権を得ることで、会社を成長させることに自身の人生を賭ける覚悟を社内外に示した。

会社を伸ばしていくためには、創業当時から意識している「お客様の要望に耳を傾け、いかに付加価値を生み出すか」にこだわり続ける必要がある。そこで、社員の共通認識となるように、自らの考えを著した書籍を全社員に配り、一体感の醸成に力を入れた。各事業が成長軌道を見せるなか、同じ想いを抱く若手社員による新規事業の提案を積極的に受け入れ、介護事業や保育事業などを次々に展開する。「健全な危機感」と「高い目標設定」に対して強い意識を持ち、拠点展開や抜擢人事、新規事業創出を進めてきた。

全社員で創り上げる「新たな種」

現在の主力事業のうち、介護事業や保育事業などのヘルスケア領域やHR Tech領域は、20代の若手社員が考案して始まった事業である。ネオキャリアでは長年に渡り、新規事業創出プロジェクト「ネオつく」を推進し、全社員が新規事業を立案できる機会を設けてきた。今期からは「RED CARPET(レッドカーペット)」に名前を変更し、社員のみならず高校生以上が参加できるビジネスプランコンテストに生まれ変わった。発案者が事業責任者となるため、社員にとっては成長のチャンスとなり、非常に魅力的な施策となっている。

事業を精査する項目は複数あるが、大前提として「会社の思想やビジョンと同じベクトルを向いている」ことが求められる。加えて、「市場のニーズに寄り添った価値のあるサービスであるか」、「マーケットはどのくらい成長する見込みがあるか」など様々な項目を細かく判断し、これまで80以上の新規事業が誕生した。

適材適所の人材配置を行い、高い熱量を持った事業担当者がその分野の優秀な人材へと成長し、業績を軌道に乗せる。創業1年で迎えた倒産危機をはじめ、金融経済危機や感染症拡大など、本来であれば事業のブレーキを踏みがちな状況においても、このサイクルを取り入れ、自らも先頭に立ち、新しい価値創造に取り組むことで成長を遂げてきた。

人が生まれてから人生の役目を終えるまで

ネオキャリアが展開する全ての事業は、最終的に「人」にフォーカスしている。少子高齢化社会による人手不足や働き方の多様化によって、時代の流れとともに企業・求職者は様々な変化を迎えている。多数の課題を抱える人材領域において、ネオキャリアは「人が生まれてから人生の役目を終えるまで」の各フェーズにて事業を展開。採用支援事業・アウトソーシング事業・保育事業・介護事業・HR Tech事業などを中心に、30を超えるサービスを提供している。

20年に渡って、人材関連事業を展開してきた実績やノウハウ、事業に携わる社員こそがネオキャリアの強みであり、それらを活かした事業が採用インテグレーション事業である。200以上の商材を抱え、お客様の課題やトレンド、フェーズ、ニーズに合わせて、本質的な採用課題を解決する採用コンサルティングが可能となった。今後は、世の中にある多様な採用サービスを取り扱ってきたことで蓄積された独自の採用データを活用し、新規事業を展開する構想を立てている。

「ネオキャリア3.0」がスタートし、さらなる飛躍を遂げるために、社会の変動やニーズに対して真摯に向き合い、既存事業を通して安定的な価値を創造していくとともに、新しい視点をネオキャリアに取り入れ、社会課題の更なる解決につながる事業を提供していく。

社会とのつながりを強める「新たな旗印」に込める想い

創立23年目を迎えた2022年、より社会とのつながりを強める新たなフェーズに突入し、ネオキャリアの存在意義であるPURPOSE「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」を掲げた。これまではPHILOSOPHY「成長し続ける」を会社の軸に据えてきたが、一段落ステージを上げるべく、社員にとって新たな旗印となるものを創り上げた。

PURPOSE策定にあたっては、全社員に対してアンケートを実施し、回答から社員が大切にしている想いを反映させるなど、全員を巻き込んで作り上げることを重視した。それらを基に、経営陣を含むプロジェクトチームで、ネオキャリアらしさを感じられつつ、ありたい姿・あるべき姿を含めた言葉を模索した結果、「人と本気で向き合い、未来を切り拓く。」という言葉が完成した。

PURPOSEには、人に関わる事業を展開しているネオキャリアだからこそ、「熱い想いを持って一人ひとりの人生に本気で向き合い、より良い社会の創造に向けて新しい未来を切り拓いていく」という想いを込めている。全ての人に寄り添い、個々が活き活きと働ける社会をつくるために、まずはネオキャリア自身が、そのような会社になれるように一歩ずつ歩んでいきたい。

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