SAMURAI CEO 100
SAMURAI CEO 100

【日本をリードする経営者・中畑貴耀の挑戦】IT人材供給とAIビジネスで日本の経済力を押し上げる

株式会社イノベイティア 代表取締役社長 
中畑 貴耀

1993年生まれ。2016年にSMBC日興証券株式会社に入社し、ファイナンシャルコンサルタントとして活躍する。2019年にSNSマーケティング事業などを手掛ける会社と独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)の会社で執行役員として迎えられ、2023年4月から株式会社イノベイティア代表取締役社長を務める。

オーナーからの後継オファー承諾を即断

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弊社は首都圏の1都3県を中心に、プログラマーやシステムエンジニア、IT事務などクライアント先の事業所のシステム開発を支援するIT人材を派遣しています。各種開発言語やネットワーク技術に対応する優れたスタッフを擁し、さまざまな開発案件に応じて最適な人材を提案できるのが強みです。

事業を展開する上では「常に挑戦を続けることで、IT人材不足という社会問題を解決する」というビジョンを掲げています。経済産業省の推計によると、2030年には最大で79万人ものIT人材が不足する見通しです。IT人材の教育と確保は業種・業界を問わず、多くの企業にとって喫緊の課題となっています。そんな社会課題を解決するために運営しているのが、IT業界に飛び込みたい人たちをサポートするサービス「キャリアイノベイト」です。

私はイノベイティアに入社するまで、人材派遣業界とは無縁でした。右も左も分からない業界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、2022年5月に経営者のゴルフ会でイノベイティアのオーナーを紹介していただいことです。プレーの合間に無借金経営や事業投資の見極め方といった経営哲学のお話を聞き、大きな感銘を受けたことを覚えています。

オーナーから後継者のオファーを受け、社長に就任したのは2023年4月のことです。あまりに突然で驚きましたが、即断で承諾しました。オーナーのパワフルさや理路整然としたビジネスの考え方を尊敬していましたし、純粋に一緒に働きたいと思ったので、迷いはなかったですね。数字に強く、営業力もあるという点を評価してもらったようですが、後になって「バイタリティとポジティブさが決め手だった」と聞きました。

オーナーに求められたのは「この会社を中畑色に変えてほしい」ということです。私が就任した当時、社内は停滞した雰囲気でした。前社長の方針から、社員は言われたことをきっちりこなしていたものの、自分で考えることは求められないという姿勢で業務にあたっていると感じました。「このままでは今の規模から脱却できないのではないか」という危機感が芽生えたんです。

そこで、社員には「自分で考えて仕事をする」ことを徹底してもらうようにしました。「これはどうしたらいいですか?」と指示を待つだけでなく、自分から「こうしたいです」と言えるようになってほしかったんです。そうしたマインドが浸透した今、社内では「以前より高いモチベーションを持って仕事に取り組めるようになった」という前向きな発言も出てくるようになりました。

社名変更と本社移転でイメージを刷新

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2023年9月には思い切って社名を変え、池袋にあった本社オフィスは代々木に移転しました。ホームページも全面的に刷新し、会社のイメージや雰囲気は大きく変わっています。その効果が表れたのか、9月以降の採用者数はそれまでの2倍近くに増えました。新しいメンバーを毎月迎えることができ、会社の成長を日々実感していますね。

とは言え、現状に満足しているわけではありません。社名変更と本社移転は「これから追い風に乗って走り抜ける」という意思表示です。弊社のバリューは「尊重、共鳴、飛躍」で、採用時に求める人物像も「他者の意見や感情に敬意を払える方」「相手の立場や経験に共感できる方」「新たな発想やアイデアを生み出して成長を実感したい方」です。

スキルアップを効率的に果たせる研修が充実しているので、特別なITスキルがなくても心配する必要はありません。現役エンジニアによるパソコン操作の勉強会やAIツールの活用講座、IT資格の動画学習ツールなど新しい教材を日々取り入れています。

専属のキャリアサポーターは各人に合う職場を紹介し、その後も手厚いフォローを怠りません。配属先はいくつかの候補の中から自分の意思で選べるので、ベストなキャリアを実現することが可能です。IT事務を求めている企業の開拓に特化した営業チームも組織し、官公庁や大企業を含めたさまざまな職場を提案できるよう常に準備をしています。

社員の70%が女性、「オシャレ手当」「推し活手当」も導入へ

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社員の70%を女性が占めるのも弊社の特徴です。福利厚生制度やキャリアプラン、評価基準などのルールをつくる本社メンバーも女性比率が高く、女性の目線に立った職場環境を実現しています。近いうちに「オシャレ手当」「推し活手当」など女性に喜ばれる福利厚生制度も導入する予定です。

オフィス移転後、月に一度はゲーム大会やワークショップなどの社内イベントを開催しています。2023年11月にはオータムパーティーを開き、有名な高級デザートを用意しました。社内イベントは希望者のみ参加という形式にしていまして、参加者はみんな楽しんでいますね。社内交流の場所として使えそうなセンスの良い店舗なども常に探していて、見つかるとすぐに提携しているんですよ。

結婚や出産といったライフステージなどに合わせ、安心して働き続けられる環境も整っています。産前産後休暇・育児休業の取得はもちろん、休業明けもスムーズな復職が可能です。希望すれば、時短勤務をできる職場や残業がほとんどない職場を紹介します。ちなみに、最も活躍している人は有給休暇の消化率が100%です。他に活躍している人も、残業はほとんどしていません。

弊社は女性の活躍やキャリアアップに関連する東京都のイベントなどにも積極的に参加しています。グルメ女性5000人が登録しているサロンにも協賛し、私自身も定期的な食事会に顔を出して女性の活躍推進に役立つ情報を収集しています。女性が多いという会社の特徴を強みに変えていくため、女性の採用とキャリアサポートをさらに充実させたいですね。

IT人材の供給を支え、日本を経済で負けない国に

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今後の目標は、日本を経済で負けない国に押し上げることです。IT分野の人材が足りない状況を放置すると、他国に置いていかれます。私は日本で生まれたし、日本が大好きです。だから、IT人材を確保しにくいという問題を解決し、多くの企業の業務効率化などに貢献したいと考えています。

また、新規事業としては、AIツールの導入によりIT人材の不足を解消するサービス「INNOVATE AI」を準備中です。すでに多くのAIツール開発企業と提携関係を結んでいますが、海外のAI開発会社がリリースした最先端ツールも一手に仕入れ、日本国内に供給する「AI商社」の役割を担えればと考えています。今後の事業戦略の決定材料の1つにするため、AIビジネスに関する政府の動向をキャッチし続ける手間も惜しんでいません。

私自身、最新のAI技術に触れるのが好きなんです。だから、社内では誰もが最先端のツールに触れ、それらの仕組みやポテンシャルを深く学べるようにしています。AIの活用を敬遠している国内企業が多い中、IT分野の行く先に興味のある人にとっては魅力的な環境が整っていると思います。

弊社が創業したのは2006年ですが、私が社長になってからはまだ1年足らずです。まさに第2創業期で、さらなる成長を目指そうと誰もが大きな裁量を持って働いています。自分の考え方を具現化できる組織風土が醸成されているので、のびのびとチャレンジしてみたい方はぜひ飛び込んでいただきたいですね。

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